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首相、新規入国停止を表明 記者団とのやりとり全文

岸田文雄首相は29日、新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」の感染が欧州を中心に拡大する状況を踏まえ全世界からの新規入国を原則停止する方針を示した。首相官邸での記者団とのやりとりは以下の通り。

――水際対策について政府の方針は決まりましたか。

「緊急的な対応を国民の皆さんにご協力をお願いしたいと思っている。オミクロン株の病毒性だとかブレイクスルー感染力などいまだ世界的に専門家ネットワークの分析が行われている。分析途上の状況にある」

「だが世界保健機関(WHO)は26日、(オミクロン型を)懸念される変異型に指定した。日本も最悪の事態を避けるために緊急避難的な予防措置としてまずは外国人の入国について11月30日午前0時より全世界を対象に禁止する」

「日本人などについても南アフリカなど9カ国に加えて感染が確認された14カ国・地域から帰国する場合にはリスクに応じて指定施設における厳格な隔離措置を実施する」

「これらはオミクロン型についての情報がある程度明らかになるまでの念のための臨時異例の措置だ」

「日本は主要7カ国(G7)の中でも最高のワクチン接種率で、かつ2回目接種から最も日が浅い状況にある。マスク着用をはじめ行動自粛への国民の協力についても世界が称賛している。オミクロン株のリスクへの耐性は各国以上に強いと認識している」

「国民には落ち着いて対応するよう呼びかけたい。未知のリスクには慎重の上にも慎重に対応すべきだと考えて政権運営している。まだ状況がわからないのに岸田は慎重すぎるという批判については私が全て負う覚悟でやっていく」

「万が一の措置でご不便をおかけする国民の皆さんにはご理解をお願いしたいと思う。詳細は事務方が説明する」

――ナミビアからの入国者で陽性者が出ました。

「対象国から今まで32名の入国があったと報告を受けている。そのなかでナミビアから入国者1名について新型コロナ陽性の疑いがあるとの報告を受けており、直ちにゲノム解析を行い詳細を調べていく」

「詳細については事務方から説明させるが、一応そういった事実関係については報告を受けているところだ。これは今ゲノム解析の最中なのでオミクロン株かどうか、これはまだ判断はされていないということである」

――ゲノム解析にどのくらいかかりますか。

「4日から5日かかると聞いている」

――観光目的の入国者受け入れの方針は変更しますか。

「まずは現状をしっかり把握し機動的、柔軟に対応していかなければならない。オミクロン型は世界的に感染力がどうなのか、ワクチンが効くのかどうか、さらには重症化する可能性がどれだけあるのかこれから専門家の分析・解析が進んでいく」

「こういった状況をしっかり確認した上でさまざまな対応を考えていかなければいけない。状況に応じて機動的、柔軟的に対応していくことが大事であると基本的には考えている。ぜひ状況把握に努めたい」

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