コロナBA.5対策「強化宣言」　木原副長官、新設表明

木原誠二官房副長官は29日の記者会見で、新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「BA.5」を巡って新たな対策を表明した。病床使用率などで一定の要件を満たす都道府県が「BA.5対策強化宣言」を出し、独自に住民や企業に感染拡大の抑制に協力を求めることができる。

木原氏は全国一律での行動制限は求めないと指摘した。「社会経済活動を維持しながら感染拡大に対応する都道府県の取り組みを国も支援する」と述べた。

全国知事会は28日、まん延防止等重点措置に至らない場合も知事の要請で国の認定を可能とするしくみの導入を要望した。知事が地域の実情を踏まえた対策を選択できるようにするよう提起した。