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600万円超す車など対ロ輸出禁止 追加制裁で富豪へ圧力

経済産業省は29日、ウクライナに侵攻を続けるロシアへのぜいたく品の輸出禁止措置を発表した。酒やたばこ、宝飾品、時計など19分野を対象とした。高級車は600万円超を禁ずる。ロシアのプーチン大統領を支えるオリガルヒ(新興財閥)に対する圧力を強める。

政府が同日付で政省令を改正した。4月5日から実施する。新たな輸出禁止対象は分野ごとに価格帯を設定した。60万円超のバイクや20万円超のグランドピアノ、10万円超の衣類などを指定。ノートパソコンや酒類、たばこ、宝飾品、香水などは4万円超を含めた。少額であれば対象にしない。

新車か中古車かにかかわらず600万円超の乗用車も輸出できなくする。日本からの対ロ輸出では自動車が全体の4割以上を占める。2020年の輸出額は2632億円だった。トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」などが対象に入るとみられる。

主要7カ国(G7)首脳が11日に出した共同声明で、プーチン大統領を支えるエリート層や富豪などにぜいたく品が渡らないようにする方針を明記した。プーチン政権を資金面で支えるオリガルヒに対する制裁を強化することで、政権を追い込む効果を狙う。

日本による禁輸品目や価格の設定は米国や欧州連合(EU)の措置を踏まえて決めた。EUは300ユーロ(約4万円)を上回るぜいたく品を対象としている。酒類やたばこなどは1箱などの合計額で判断する。このほか財務省が輸出を管理している紙幣や金貨、金地金なども輸出を禁じる。

軍事転用できる工作機械や炭素繊維、半導体などハイテク製品についてはすでに輸出を停止しているが、医療向けなど人道目的の場合は輸出を認める。一方でぜいたく品は原則として例外を認めない。特例として個人の携帯品として持ち込む場合などは個別審査して許可する。

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