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6月の鉱工業生産指数8.9%上げ 3カ月ぶり上昇

(更新)

経済産業省が29日発表した6月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は95.8となり、前月比8.9%上がった。上昇は3カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた中国・上海市での都市封鎖(ロックダウン)が解除され、生産が回復した。上げ幅は現行の基準で比較できる13年2月以降で最大だった。

全15業種のうち11業種が上昇した。生産の基調判断は「弱含み」から「生産は一進一退」に引き上げた。伸び率は大きかったものの、指数ベースで見るとコロナ禍前の水準には戻っていない。

伸びが最も大きかったのは自動車工業で14.0%増だった。中国のロックダウン解除を受けて供給網の混乱の影響が和らいだ。

電気・情報通信機械工業は基地局通信装置を中心に11.0%伸びた。電子部品・デバイス工業は11.4%のプラスとなった。スマートフォンやパソコンに使うモス型半導体集積回路(メモリ)のほか、アクティブ型液晶パネルなどが回復した。

鉄鋼・非鉄金属工業は1.5%、パルプ・紙・紙加工品工業は3.3%それぞれ減った。

4~6月の季節調整済みの指数は前期比2.8%マイナスの93.0だった。5月までは中国のロックダウンの影響で、幅広い業種の生産が落ち込んでいた。

主要企業の生産計画から算出する生産予測指数は7月が前月比で3.8%、8月が6.0%の上昇を見込む。生産用機械工業、輸送機械工業などが伸びるとみる。

中国のロックダウンによる部品不足などの影響は完全には解消されておらず、足元ではコロナ感染が急拡大している。米欧を中心に急速な物価上昇も続く。経産省の担当者は「計画が下振れするリスクはあり、影響を注視していく必要がある」と指摘する。

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