保育所休園700カ所超 4週連続、高止まり
厚生労働省は28日、新型コロナウイルス感染者が出て全面休園している認可保育所や認定こども園が、24日時点で少なくとも37都道府県の713カ所だったと公表した。前週(17日時点)の759カ所からわずかに減ったものの、4週続けて700カ所を超え、高止まりしている。厚労省は「全国の新規感染者数の推移と連動している」とみている。
2020年3月に集計を開始。累計では、認可保育所や認定こども園を利用している子どもの感染は5万4353人、保育士ら職員は2万5392人。感染者が出た施設は1万6715カ所となった。
感染者が出た場合には自治体が臨時休園するかどうかを判断。厚労省は保護者の就労への影響を考え、保育所の「原則開所」を求めている。
小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)は2月24日時点で少なくとも12県21カ所が全面休所した。感染者が出たことによる休所が11カ所で、その他は自治体が休所を要請した。〔共同〕