洋上風力第2弾の公募、早さも重視 秋田など4海域

経済産業省と国土交通省は28日、秋田県や新潟県、長崎県の4海域で洋上風力発電企業の公募を始めた。国による大規模事業の第2弾となる。出力は合計で原子力発電所1.8基分に相当する180万キロワットほど。足元のエネルギー危機に対応するため、安さに加えて発電開始時期の早さも重視する。
2021年12月に第1弾の大規模案件として決まった秋田県沖と千葉県沖の3海域の事業は、いずれも段違いに低い発電コストを提示した三菱商事を中心とする企業連合が落札した。入札での配点が安さに偏っていることに自民党の一部などから批判の声が出た。今回は稼働が遅いほど評価点を下げる仕組みにした。