3月の小売販売5.2%増、4カ月ぶりプラス

経済産業省が28日発表した3月の商業動態統計速報によると、小売業販売額は前年同月比5.2%増の13兆4980億円だった。増加は4カ月ぶり。コンビニエンスストアや百貨店が前年同月を上回った。経産省は小売業販売の基調判断を前月の「横ばい傾向」から「持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。
コンビニは2.5%増と1年1カ月ぶりに増えた。百貨店は19.3%の大幅増だった。新型コロナウイルスの感染が本格的に広がり始めた2020年春からコンビニや百貨店の販売は落ち込んだ。前年の水準が低かったためプラスとなった。生活家電やパソコンの販売が好調な家電大型専門店は13.6%増と6カ月続けて前年同月を上回った。
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