/

11月の鉱工業生産7.2%上昇 自動車が急回復

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える

経済産業省が28日発表した11月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は97.7となり、前月比7.2%上昇した。前月比プラスは2カ月連続で、現行基準になった13年以降で最大の上昇幅となった。半導体などの部品供給不足の緩和で、自動車工業が43.1%の急回復をみせた。

経産省は生産の基調判断を前月までの「足踏みをしている」から「持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。「持ち直し」の表現を使うのは7月以来4カ月ぶり。基調判断を上方修正するのは20年8月以来となる。

全15業種のうち11業種で上昇した。自動車工業は普通乗用車や駆動伝導・操縦装置部品などが増え、現行基準で最大の上昇幅を記録した。半導体不足や新型コロナウイルスの感染拡大による東南アジアからの部品調達の停滞で8~9月に大幅に低下した後、10月は15.9%の増産に転じ、11月は部品の供給制約が一段と和らいだ。鉱工業生産指数全体の上昇幅の3分の2は自動車工業の回復が寄与した。

プラスチック製品工業は自動車向けの部品などが増えて9.5%上がった。銑鉄鋳物やダイカストが増産した鉄鋼・非鉄金属工業は6.5%、固定コンデンサや混成集積回路が増えた電子部品・デバイス工業は3.1%それぞれ上昇した。

主要企業の生産計画から算出する生産予測指数は12月が1.6%、22年1月は5.0%とそれぞれ上昇を見込む。自動車などの輸送機械工業は12月に3.6%の上昇、22年1月は0.1%の低下を予測する。

経産省の担当者は「半導体不足などサプライチェーン(供給網)の混乱の影響は小さくなっているが、新型コロナの変異型『オミクロン型』の拡大などで不透明感は残る」と話した。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
投稿チェック項目URLを投稿文中に入力する場合は、URLの末尾にスペースか改行を入れてください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン