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杉田氏、さらなる発言撤回を否定 「差別ではない」

総務政務官の辞表を提出した杉田水脈衆院議員は27日、性的少数者やアイヌ民族を巡る発言以外は撤回しない考えを示した。「発言の真意がなかなか理解されなかった」「差別をしているわけではない」と釈明し、発言に賛同する人々がいるとも述べた。

松本剛明総務相に辞表を出した杉田氏は27日午後2時過ぎ、政務官室がある総務省7階で記者団の前に姿を見せ、約7分間にわたり取材に応じた。

冒頭で問われたのは辞任理由で、杉田氏は「信念を貫きたいと思う一方、内閣の一員として迷惑をかけるわけにはいかないと判断した」と淡々と説明。2022年度第2次補正予算が成立し「年末の節目のタイミングで辞表を提出した」と話した。

ほかの発言は撤回しないのかと問われると「ございません」ときっぱり。「そういう発言を聞いて応援してくれる支援者もたくさんいる。その方々の代弁者としてしっかり頑張っていく」と強調した。

政務官としての在任期間は4カ月半。松本総務相からは「とても残念」と声をかけられたといい、無念さをにじませる場面もあった。

自身の政治信念については「差別は絶対にあってはならないと思っている。正直者がばかを見る社会にはしたくない。一生懸命頑張っている人が報われる社会にしていきたい」と語り、一連の発言とのギャップを感じさせた。

杉田氏は先の臨時国会で、性的少数者は「生産性がない」とした月刊誌の記述などについて謝罪、撤回した。野党はこれら以外にも、性暴力を巡る「女性はいくらでもうそをつけますから」との発言などを問題視。杉田氏は「精査し適切に対応する」と応じていた。

〔共同〕

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