装備のローン残高、年予算超す 米の「言い値」で調達
防衛費の研究⑤ 国内生産、企業の視点不可欠
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自衛隊の装備品の2割弱は海外から調達し、その大半を米国製に頼る。米国の「言い値」による購入を進めた結果、実質的なローンの残高が年間予算を上回るようになった。単純に予算を増やすだけでは米依存は解消せず国内産業も発展しない。企業と一体となった解決策が重要になる。
調達額が高い装備品の費用は複数年の「分割払い」にするのが一般的だ。調達額の大部分は次年度以降に予算計上する「後年度負担」になる。
2022...
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