学校のマスク着用ルール「早く示す」 岸田文雄首相
岸田文雄首相は27日の参院本会議で、学校でのマスク着用のルールの緩和について早期に結論を出す方針を示した。「感染状況を見ながら専門家とも相談し、できるだけ早く示したい」と述べた。日本維新の会の浅田均氏の代表質問に答えた。
首相は「学校教育活動を含め、社会のあらゆる場面で日常を取り戻すことができるよう着実に歩みを進めていく」とも説明した。木原誠二官房副長官も同日の記者会見で「(3月の)卒業式での扱いも含め、マスクの取り扱いをできるだけ早く示す」と話した。
政府は5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを「5類」に移行する方針だ。政府内には子どもの成長への悪影響などを考慮し、学校現場で先行して着用ルールを緩める案がある。