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岸田首相、中国ガス田開発を批判 金禁輸などロシア追加制裁

【エルマウ=竹内悠介】岸田文雄首相は26日夜(日本時間27日未明)、ドイツでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)で東シナ海で一方的なガス田開発を続ける中国を批判した。インド太平洋地域で中国が仕掛ける「力による現状変更」の実例として説明した。

政府高官は「G7サミットで具体的にガス田開発問題を提起したのは初めてではないか」と指摘した。首相の説明を聞いた各国首脳から理解を得たとも主張した。

首相は沖縄県・尖閣諸島周辺で相次ぐ領海侵入やガス田開発を紹介して「力による一方的な現状変更の試みは認めない」と強調した。

「台湾海峡の平和と安定は重要だ」とも言及。「ウクライナ情勢から誤った教訓を導き出す国が出ないようにしなければならない」と訴えた。

中国は東シナ海の日中中間線の西側で一方的な開発を続ける。外務省は17日、中国が同海域で新たな構造物の土台を運搬したと発表した。東シナ海で日中の排他的経済水域(EEZ)の境界は定まっていない。

外務省は20日、中国が別の場所でもガス田開発のための掘削機材の設置を完了したと公表した。日本はいずれの事案でもただちに中国に抗議した。

日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したものの、10年に交渉が中断したままだ。日本は中国に早期の交渉再開を求めている。

首相はG7サミットでウクライナに侵攻を続けるロシアへの追加制裁も表明した。

①ロシアからの金の輸入禁止②信託やコンサルティングなどロシア向け一部サービスの提供禁止③およそ70の個人・団体の資産凍結措置の拡大④ロシアの軍事関連団体への輸出禁止対象の拡大――の4つを挙げた。

「ルールに基づく国際秩序を堅持していくことができるかどうかが問われている」とも提起した。

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