隠れ軽症者増の懸念、新たな検査体制が急務 感染症会議
第8回日経・FT感染症会議
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新型コロナウイルスのワクチンの接種が広がるなかで今後必要になる検査体制について、27日に開幕した第8回日経・FT感染症会議で産官学の参加者が議論を交わした。接種により従来の体制では見つけにくい軽症者が増えている可能性を考慮し、複数手法を組み合わせた新たな体制が必要との意見で一致した。
コロナ流行開始から2年弱がたち、国内の検査アクセスは徐々に向上してきた。厚生労働省によるとPCR検査の1日あたり...

「日経・FT感染症会議」は、国内外の企業、行政機関・団体、アカデミアなどすべてのステークホルダーが一堂に集まる国際会議です。2014年に「日経アジア感染症会議」として始まり、具体的なアクションプランを日経グループのグローバルメディアを通じて国内外に提起してきました。本年は第8回アフリカ開発会議(TICAD8)と連携し、感染症有事に強いグローバルヘルスの在り方や日本の貢献を議論。G7サミットなどをふまえて薬剤耐性(AMR)対策についても発信します。