首相「情報収集につとめる」 北朝鮮の飛翔体発射に
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岸田文雄首相は27日午前、北朝鮮による同日の飛翔(ひしょう)体発射に関し「引き続き情報収集につとめていく」と述べた。「被害の報告は届いていない」と説明した。首相官邸で記者団の取材に答えた。
韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が27日午前8時ごろ、東部の咸興(ハムフン)周辺から2発の飛翔体を発射したと明らかにしていた。首相は「韓国の報道については承知している。確認できているのはそこまでだ」と語った。
相次ぐ北朝鮮のミサイル発射について「大変遺憾なことだ」と話した。
岸信夫防衛相は27日午前、防衛省で記者団に「現時点で日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されていない」と発言した。
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金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。