首相、若手起業家らと車座で意見交換

岸田文雄首相は27日、首相官邸で若手起業家らと車座集会を開いて意見交換した。「日本は課題先進国だ。官民連携で社会課題を解決できる国づくりを進めたい」と述べた。
排水の再利用や視覚障害者向けの点字翻訳などの事業を手掛ける若手経営者ら7人から話を聞いた。「従来はコストと捉えられていた社会課題を、経済の起爆剤と捉えて支援してほしい」との要望が出た。
首相は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置づけ、5カ年計画をつくる方針を掲げる。6月までに経済政策「新しい資本主義」の実行計画を策定する。起業家らの要望を実行計画に反映する予定だ。