首相、文化芸術の打撃陳謝 都倉文化庁長官と面会

菅義偉首相は26日、都倉俊一文化庁長官と官邸で面会し、新型コロナウイルス緊急事態宣言の3度目の発令により文化芸術分野の興行も制約され打撃を受けることについて「申し訳ない」と陳謝した。面会後、都倉氏が記者団に明らかにした。
ピンク・レディーの「UFO」などヒット曲を生んだ作曲家でもある都倉氏は面会で「コロナが収束した時に音楽や演劇の担い手がいなくなる事態も十分考えられる」と危機感を訴え、国に支援策拡充を要望した。首相は「飲食だけでなく文化、芸術関係者にも苦労させている」とわびた。
都倉氏は、近くコロナによる関係業界の損失額を試算し、公表したい考えも伝えた。〔共同〕