
伝統的家族主義で人口減少「夫婦別姓や同性婚が風穴に」
人口と世界 大妻女子大准教授 阪井裕一郎氏
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世界で加速する人口減少の背景には、私たち一人ひとりの人生の選択がある。子供を産みやすい文化や働き方かどうか、移民を受け入れる制度が整っているかなど、社会のあり方が人生に与える影響は大きい。世界各国の取り組みを専門家に聞いた。
――1960年代以降、欧米各国で婚外子の割合が増えました。
「法律婚ではないカップル、いわゆる同棲(どうせい)は、伝統的なキリスト教文化ではタブー視されていた。だが60~70...
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人類登場から30万年。長く続いてきた人口膨張が、終わりに差しかかっています。経済、社会、軍事などあらゆる面で基盤となった人口とそれを支える出生率が減少。連載企画「人口と世界」では人口減少社会に危機感を抱く世界の国々の動きを取り上げます。第5部「わたしの選択」では、人口減社会の背景にある家庭や個人の人生の選択を描きます。
第1部「成長神話の先に」まとめ読み
第2部「新常識の足音」まとめ読み
第3部「衰退が招く危機」まとめ読み
第4部「下り坂にあらがう」まとめ読み
第5部「わたしの選択」まとめ読み