「所得の単なる倍増は企図せず」 首相発言で政府答弁書

政府は26日の閣議で、岸田文雄首相が9月の自民党総裁選で言及した「令和版所得倍増」に関する答弁書を決定した。「平均所得や所得総額の単なる倍増を企図したものではない」と説明した。
10月12日の参院本会議での答弁を引用して「一部ではなく、広く多くの皆さんの所得を全体として引き上げるという経済政策の基本的な方向性として示されたものだ」と明記した。
具体的な数値目標を盛った経済計画の策定は「現時点で考えていない」と記した。立憲民主党の小西洋之参院議員の質問主意書に答えた。
