全世代型社保会議、中間整理案を了承 子育て支援など
政府は26日、有識者による全世代型社会保障構築会議(清家篤座長)を開き、中間整理案を了承した。子育て世帯の支援や、企業で働く人全員を厚生年金と健康保険に加入させる「勤労者皆保険」の実現などを盛り込んだ。6月ごろにまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)への反映をめざす。
同会議は少子高齢化時代に合った社会保障の改革案を議論している。中間整理案の総論では「持続可能な経済および社会保障制度を将来世代に伝えていくことが重要」などと指摘。非正規労働者らの育児休業取得や介護負担の軽減など幅広い分野で論点を示した。