自民・福田氏、外相訪中に肯定的

自民党の福田達夫総務会長は26日の記者会見で、林芳正外相の中国訪問に肯定的な見解を示した。「国益を守るためにも関係づくりをしなければならない相手に外相の職務を果たすのは当たり前のことだ」と話した。
「関係が悪くなるとだんだんチャネルがなくなっていってキューバ危機のようなことが起きる」と語った。「厳しい関係になっている相手であればあるほどなんらかの対話のルートが必要だ」と述べた。
林氏は18日、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相との電話協議で訪中の要請を受けた。自民党内には米国が北京冬季五輪に要人を派遣しない「外交ボイコット」を検討していることなどを理由として訪中に慎重論がある。
