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首相長男の公邸忘年会、与野党が批判 立民は更迭要求

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岸田文雄首相の長男で首相秘書官の翔太郎氏が首相公邸内で忘年会を開き、親族と記念写真を撮るなどした行動について与野党から26日、批判が相次いだ。

自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「行動は適切ではなかった。反省して行動を改めることに尽きる」と指摘した。公明党の石井啓一幹事長も「大変遺憾だ。自覚と緊張感をもって職務にあたってもらいたい」と語った。

立憲民主党の田名部匡代参院幹事長は26日の参院予算委員会で翔太郎氏の更迭を求めた。「身内に甘いと言われるようでは一国のトップリーダーとして資質に欠ける。厳しく対処すべきだ」とただした。

首相は「危機管理の点から今後どうあるべきか考えないといけない。そういったことを勘案し厳重注意した」と述べるにとどめた。迎賓や執務に使う公的な場所での写真撮影は「不適切だった」と発言した。

首相は忘年会に自身も「一部顔を出し、あいさつもした」と明らかにした。「私的な居住スペースで親族と食事をともにするのは特段問題ない」と強調した。

翔太郎氏らの行動は週刊文春が報じた。忘年会は昨年12月30日に開かれ10人以上が集まったという。かつて首相と閣僚が組閣時に記念撮影した「西階段」とみられる赤じゅうたんの上での写真や、男性が階段で寝転んだ写真が掲載された。

翔太郎氏は今年1月にも首相の欧米訪問中に公用車を使い土産を購入したと週刊誌に報じられ、野党から批判を浴びた経緯がある。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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