「辺野古移設、着実に進める」栗生副長官が宜野湾市長に

栗生俊一官房副長官は26日、沖縄県宜野湾市の松川正則市長と市役所で面会し、米軍普天間基地(同市)の全面返還に努める考えを示した。「名護市辺野古沖への移設に向けた工事を着実に進める。返還までの負担軽減も成果を積み上げていく」と述べた。
政府と沖縄県、宜野湾市による普天間に関する「負担軽減推進会議」の作業部会を27日に県庁で開く。岸田政権発足後初めて。同基地は住宅や学校が密集し「世界一危険」とされる。松川氏は「市民が大変厳しい環境に置かれている」として、危険性除去を訴えた。
面会後、栗生氏は市役所屋上から基地などを見学。米側から返還された西普天間住宅地区跡地(同市)も訪れた。〔共同〕