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マハティール元首相「グローバルサウスは平和を望む」

マレーシアのマハティール元首相は26日午後、都内で開かれた日経フォーラム第28回「アジアの未来」で講演し、「どの国も拒否権を持たない世界政府が必要だ」と述べた。気候変動や紛争など共通の課題を前に、国連など既存の枠組みを超え、課題解決をする組織が必要だと指摘した。

主要7カ国首脳会議(G7サミット)が、広島で開催されたことを評価した。「やはり戦争は悪い、核戦争はすべきでないと想起させることが重要だった。特にグローバルサウスは平和を望んでいる」と話した。

ただG7など既存の枠組みには限界があるとした。「世界には気候変動、戦争など1カ国にとどまらない課題がある。国連などをアップグレードして世界的な問題を解決する組織が必要」と述べた。

特に新型コロナウイルス禍においては「豊かな国はワクチンを得られたが貧しい国は傷を負った。パンデミックなど共通の課題には共通の解決アプローチが必要だ」と話した。

米中の対立においてアジアが取るべき立場については「どちらかの側につくのはよくないと思う。我々は世界の側につくべきだ。共通の善のために互いに味方になった方がいい」と見解を示した。

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日本経済新聞社は5月25、26日の両日、「世界を変える アジアの可能性」をテーマに日経フォーラム第28回「アジアの未来」を都内で開催します。会場参加に加え、オンラインでの聴講も可能です。

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