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新型コロナ、国内死者1万人超す 3カ月で倍増

(更新)

国内で新型コロナウイルスの感染が確認された死者数が26日、1万人を超えた。初の死者から5千人を超えるまで1年弱だったが、年明けに感染者が急増し、約3カ月で死者数は倍増した。年代別では高齢者が多いが、変異ウイルスは高齢者以外も重症になる恐れがあり、警戒が必要だ。

国内で新型コロナに感染した死亡事例を初めて確認したのは2020年2月13日。神奈川県の80代女性が肺炎で死亡後にウイルス検査で陽性が確認された。女性は渡航歴がなかった。

死者数が1千人を超えたのは約5カ月後の20年7月。夏以降の第2波では若い世代の感染が多く、7~9月に感染が確認された人のうち同期間で死亡したのは1%を下回った。

秋以降の第3波では高齢者施設などで集団感染が起きたこともあり、年末以降に死者数は急増。年明けの1月下旬に5千人を超えた。さらに2倍となる1万人を超えるまで約3カ月だった。感染力の強い変異ウイルスの拡大で感染者が増え、死者数も増加に歯止めがかかっていない。

厚生労働省のデータ(21日時点)によると、年代別では70代以上が9割を占める。特に80代以上が全死者数の3分の2を占める。10代以下の死亡は確認されていない。

ワクチン接種が遅れるなか、感染者を抑制するとともに、高齢者施設で集団感染を起こさせないように職員への検査拡充などの対策が必要だ。

変異ウイルスへの置き換わりが進む大阪府では、高齢者以外でも重症化する例が増えている。

府によると、第3波では重症者のうち50代以下は17.5%だったが、3月以降の第4波では13日時点で33.5%と割合が倍近くに増えた。特に変異ウイルスでは「まだ単純比較はできないが、重症化率はこれまでのウイルスより高い傾向がある」としている。

国立感染症研究所は23日、変異ウイルスに感染した全国110人の患者の治療経過を分析した結果を公表した。

105人は英国型の変異ウイルスで比較的若い世代が多く、入院時に酸素吸入が必要だったのは9人だった。ところが入院中に29人まで増え、重症化したのは40代以上の6人(5.5%)。感染研は「対象人数が少ないなど、調査には限界がある」としながらも、従来型に比べると高い可能性があるとしている。

(社会保障エディター 前村聡)

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