保育所に迫る過剰時代、利用児童25年ピーク 厚労省試算
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待機児童問題を受けて開設が相次いだ保育所が一転、過剰時代に突入する。厚生労働省は26日、2025年に保育所の利用児童がピークに達するとの初の試算を公表した。想定以上に早い少子化で、地方だけでなく都市部でも定員割れが出る。経営が悪化する事業者が増えることも予想され、同省は既存施設の利活用策の検討を始めた。
厚労省は26日に検討会初会合を開き、女性就業率の上昇を上回る速度で少子化が進むため、利用児童数は25年の約300万人をピークに緩やかに減少に転じると明らかにした。「待機児童数は着実に減少」と説明し、「保育の提供のあり方を検討することが必要」と議論を求めた。
利用児童数は20年時点で約270万人おり、15年から30万人以上増えた。保育所新設が追いつかないペースで希望者が増えた背景には
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