「転職で賃金増」過去最高 22年10〜12月、33.4%
リクルートが26日発表した調査によると、転職した後に賃金が増えた人の割合は2022年10〜12月期に33.4%となり前年同期から1.9ポイント伸びた。集計を始めた02年4〜6月期以降で最高だった22年7〜9月期からは0.02ポイントの微増で、6四半期連続で過去最高となった。IT(情報技術)人材の需要増で好条件の転職が増えている。
「転職時の賃金変動状況」調査をまとめた。リクルートのサービスを使って転職した人のうち、前職に比べて賃金が1割以上増えた人を「賃金が増えた」と定義し集計した。
職種別でみると、システム開発などを手掛けるITエンジニアが前年同期から3.5ポイント上がり39.7%になった。3四半期連続で過去最高を更新した。コンサルや人材、医療といった業界への転職で賃金が増えた。