「県民割」地域6ブロックに拡大、ワクチン接種など条件

観光庁は25日、都道府県による県内旅行割引を支援する「県民割」を拡充すると発表した。県民や隣接県からの旅行者に加え、関東や近畿など6つの地域ブロック単位の旅行者にも補助する。4月1日から適用し、大型連休前の28日までの宿泊分を対象にする。
新型コロナウイルスのワクチン3回接種や検査の陰性証明を条件にして、感染防止にも配慮する。地域ブロックは北海道・東北、関東、北陸信越・中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の6つに分ける。ブロック内からの旅行者を受け入れる都道府県の割引事業費に対して国が補助する。
県民割は停止中の観光需要喚起策「Go To トラベル」事業の代わりに21年4月に始まった。旅行代金の半額を1泊5000円を上限に割り引く。土産物店や飲食店で使えるクーポン券も最大2000円分を配る。