野党共闘、2選挙区で一定の効果 共同通信出口調査

衆院北海道2区補欠選挙と参院広島選挙区再選挙で共同通信社が実施した出口調査によると、2選挙とも立憲民主党支持層の80%超、共産党支持層の70%超が野党共闘候補に投票したと回答した。いずれも野党支持層から幅広く支持を得ており、共闘は機能したと言えそうだ。広島では「支持する政党はない」と答えた無党派層の73.2%も共闘候補を支持した。
北海道2区では立民元職で国民民主、社民両党が推薦した松木謙公氏が立民支持層の86.3%、国民支持層の61.1%をまとめた。支援した共産は支持層の79.1%が松木氏に投票した。無党派層の45.3%も取り込んだ。
広島再選挙で立民、国民、社民が推薦した諸派新人宮口治子氏は立民支持層の96.9%、社民支持層の70.8%を押さえた。宮口氏を支援した共産支持層の86.5%も獲得した。
宮口氏には自民支持層の26.9%、公明支持層の19.0%も流れた。〔共同〕