官僚の働き方改革「議員の質問通告早く」 松野官房長官
松野博一官房長官は25日の記者会見で、国家公務員の働き方改革を進めるため国会議員に協力を呼びかけた。「国会議員の質問通告の早期化や連絡のオンライン化が重要だ」と述べた。通告を踏まえた答弁案の作成が官僚の深夜残業につながっている現状の是正を促した。
内閣人事局の2022年11〜12月の調査は国家公務員の長時間労働の実態を示した。22年の臨時国会の会期中、委員会の開催前日に答弁案の作成にかけた時間は平均7時間ほどだった。業務の終了時刻は当日の午前3時近くだった。
松野氏は「長時間労働の是正が極めて重要だ。引き続き働き方改革に強力に取り組む」と強調した。