ウクライナ侵攻1年、G7首脳声明の要旨

主要7カ国(G7)首脳による声明の要旨は次の通り。
ロシアの違法で不当でいわれのない戦争、国連憲章の軽視を非難する。
ウクライナ支援を強化し、ロシアおよびロシアによる戦争遂行を支援する者に対してコストを増加させることにコミットする。国際的に認められたウクライナの領土全体から即時、完全かつ無条件に部隊を撤退させるよう要求する。
ロシアによるウクライナの違法な併合の試みに明確な非難と断固とした拒絶を改めて表明する。
化学兵器や生物兵器、放射性兵器または核兵器のいかなる使用も厳しい結果につながることを改めて表明する。
ロシアによる新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止の決定を深く憂慮する。
防空システム・能力、必要な弾薬および戦車に直近の焦点をあて、ウクライナの差し迫ったニーズを満たす取り組みを調整することに引き続きコミットしている。
2023年の財政および経済支援を390億ドルに増額するという進展を歓迎する。破壊されたインフラの復興を含むウクライナの再建の努力を支援する。
今後数日から数週間のうちにロシアへの新たな経済的行動を講じる。
ロシアがG7の経済から利益を得られないよう回避や迂回を防止する。第三国にはロシアの戦争への物的支援を停止しなければ深刻なコストに直面すると求める。
産業機械、工具、建設機械およびその他の技術を含め、ロシアのアクセスを阻止するためのさらなる措置を講じる。ロシアの違法な侵略の資金を調達するための収入を引き続き減少させる。
ダイヤモンド輸出にさらなる措置をとる。迂回を防ぐため追加的にロシアの金融機関を対象とする。法の支配に基づく国際秩序を堅持することに我々の連帯は決して揺らがない。