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自民党、旧統一教会と関係「慎む」 地方組織にも要請へ

統治指針の改定案了承

自民党は25日の総務会でガバナンスコード(統治指針)の改定案を了承した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)など社会的に問題が指摘される団体と関係を持つことを「厳に慎む」と明記した。2023年春に統一地方選を控え、地方組織にも方針を順守するよう要請する通知を出す。

指針では新たに「組織・団体との責任ある関係の確保」との項目を設けた。「不当な政治的影響力を受け、その活動を助長すると誤解されるような行動を厳に慎む」と盛り込んだ。

岸田文雄首相は旧統一教会に関し「党の基本方針として関係を断つ」と表明していた。改定案をまとめた党改革実行本部の山下貴司事務局長は「厳に慎む」との表現に関し「特定の団体にだけ適用されるものではないので抽象的にした」と説明した。

茂木敏充幹事長は24日の記者会見で、新たな指針を踏まえ「選挙における公認や推薦は適切に対応してほしいと要請したい」と言及した。統一地方選が念頭にある。

25日の総務会に出席した石破茂元幹事長は、どこまでが許容されるかの具体的な基準を示す必要があると主張した。「都道府県連が考え方について文書を出すことになる。ひな型を示してほしい」と訴えた。

遠藤利明総務会長は総務会後の記者会見で「通知に基づいて各都道府県連がそれぞれの状況に応じながら最終的に判断していく」と述べた。

統治指針は首相が透明な党運営のために策定を表明して5月に導入した。罰則はない。

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