岸田首相「法の支配守り抜く」 G7サミットの目標示す

岸田文雄首相は24日、自らが議長として5月に広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)での達成目標を示した。「第一は法の支配に基づく国際秩序を守り抜くというG7の決意を力強く示すことだ」と語った。グローバルサウス(南半球を中心とした途上国)への関与強化も掲げた。
民間非営利団体「言論NPO」の会合で表明した。ロシアによるウクライナ侵攻を「決して許すことはできない暴挙だ」と非難した。「世界を弱肉強食の時代に戻してはならない」と強調し法の支配の重要性を説いた。
グローバルサウスに関連して「現実問題として様々な特色を持った国のパワーが相対的に増している」と指摘した。「豊かな多様性を尊重するための基本的な原則の順守と分断を招かないための対話が求められる」と話した。
「気候変動をはじめとする地球規模の課題について国際社会と連携していく姿勢を示していく」と述べた。

G7サミット(主要7カ国首脳会議)が2023年5月19~21日に広島市で開催。会議の議題や各国首脳の動きなど最新ニュースをまとめました。