山崎統幕長「真に戦える自衛隊を」 退任前最後の記者会見

自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は24日、退任前の最後の定例記者会見を開いた。30日付で後任に就く吉田圭秀陸上幕僚長のもとで「真に戦える自衛隊を構築し、自衛隊一丸となって一層の努力をしていく」よう呼びかけた。
政府が2022年末に防衛力強化を打ち出した安全保障関連3文書に言及した。「厳しい安保環境を直視し、明示された方向性を確実に早く実行していくのが重要だ」と話した。
常設の統合司令部の創設に関し、指揮統制に最適な組織づくりへの役割の整理を求めた。
山崎氏は19年4月から4年間、統幕長を務めた。「日米の相互の戦略が整合されるとともに日米連携のさらなる強化をはかることができた」と振り返った。