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首相、検査キット供給「1日80万回分」に拡大要請

感染抑制、「人数制限」「人流抑制」の両面で

(更新)

岸田文雄首相は24日、新型コロナウイルスの感染拡大で在庫が急減する検査キットに関し、メーカーに1日80万回分まで供給量を引き上げるよう要請していると明らかにした。国が買い取りを保証すると説明した。首相官邸で記者団に語った。

「地域によっては検査キットが手に入りづらくなっているとの声も聞いている」と指摘した。足元で460万回分は確保していると述べた。

変異型「オミクロン型」は軽症者が多いと認めつつ「感染者と濃厚接触者が増加すると社会経済活動の維持が難しくなる」と危機感を募らせた。リスクの高い場面での「人数制限」と地域の実情に応じた「人流抑制」の両面で協力を呼びかけた。

政府の基本的対処方針分科会の尾身茂会長が「人流抑制より人数制限だ」と発言し混乱を招いたことが念頭にある。首相は「尾身会長もその後、発言を修正されている」と話した。

まん延防止等重点措置の適用後「一部の自治体で感染拡大のスピードが明らかに落ちている」と言明した。期限を2月20日まで延ばす広島、山口、沖縄3県は「数字的には一時期より状況は改善しているが引き続き予断は許されない」との認識を示した。

「過度に恐れることなく、この状況を乗り越えていきたい」とも訴えた。

感染拡大地域で診療所の外来受診が混み合っている状況については「現場の声や科学的知見を踏まえ、遠隔診療を活用したり、症状のある方にあらかじめ検査キットを渡したりするなどさらに改善する」と強調した。

オミクロンの特性を踏まえ「重症者や中等症、そのリスクが高い方々に重点を置き、強化してきた入院体制をしっかり動かす」と明言した。「昨夏と違い、重症病床は十分に余力がある」と力説した。

自宅療養者への対応では「保健所がパンクしないようにIT(情報技術)も活用して経過観察しながら、万一症状が悪化した場合はすぐに地域医療が対応する」と触れた。飲み薬を医療機関や薬局などに15万人分届けているのが昨夏の「第5波」との違いだと言及した。

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