パスポート更新、27日からオンライン申請受け付け
クレジットカードで手数料、一部先行開始
林芳正外相は24日の記者会見で、27日からパスポート更新時のオンライン申請を受け付けると発表した。住民登録する都道府県の窓口に出向くことなくマイナンバーカードを使って平日の夜間や休日にも申請できる。いまは窓口に本人確認書類を紙で提出する必要がある。
手続きにかかる手数料のクレジットカード支払いも一部で先行して始める。国内は鳥取県、国外は英国やシンガポールなどの在外公館が対象になる。
オンライン申請は政府が促進する行政手続きのデジタル化の一環だ。林氏は4月1日に外務省の「領事IT室」を「領事デジタル化推進室」に改編するとも表明した。現状より増員する方向だ。
パスポートの新規発行は戸籍謄本などの原本の提出が必要になる。2024年度以降にオンライン申請できるようになる見通しだ。