岸田首相の発言要旨 「旧統一教会との関係ない」

岸田文雄首相が24日、オンライン形式で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係をめぐる記者団の質問に答えた。発言要旨は次の通り。
――一部週刊誌で首相の後援会関係者らと旧統一教会との関係を指摘する報道がありました。事実関係と、自民党としての対応はありますか。
私自身は知りうる限り、旧統一教会との関係はない。一部週刊誌で私の支援者や広島県の一部国会議員、地方議員が旧統一教会と関係がある団体の役職にあったなどの記事が掲載された。いずれの方も関係があるとの意識がなかったと聞いている。
まず私の熊本後援会の会長は(旧統一教会に関係があるという)指摘のあった会議について関連するという認識がなかった。同会議はすでに辞めたと聞いた。
第2に全国教育問題協議会への寄稿は同協議会の理事長が私の地元の支援者であるというつながりで対応した。(理事長は)旧統一教会の関連団体ではないと言明している。
広島県関係の議員についても記事に記載されている。確認をしたところ、議員らは協議会やイベントが旧統一教会に関連したものという認識などはなく参加していた。今後は誤解を受けることがないよう点検を徹底して、関係を断つということだった。
自民党で社会的に問題が指摘されている団体との関係をもたないことについて「ガバナンスコード」に盛り込むとともに、チェック体制を強化すべく検討を進める。もう一段踏み込んだ実効的な体制の整備をはじめ必要な指示をしていきたい。
――自民党として議員への調査はしませんか。
幹事長や党の役員と協議している。国民の皆さんにしっかり発信していく。そのうえで中身を明らかにしていきたい。