次世代革新炉とは 安全性や燃焼効率高く - 日本経済新聞
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次世代革新炉とは 安全性や燃焼効率高く

きょうのことば

▼次世代革新炉 現在の原子炉よりも安全性が高いとされ、燃料の燃焼効率が高いといった特長をもつ。経済産業省は既存の軽水炉型の原発をベースに安全性を高めたタイプなど5種類を打ち出し、並行して開発・建設を進める考え。導入時期やコスト、使用済み核燃料の再処理などの政策と合致するかがポイントとなる。

開発は経産省が「革新軽水炉」と呼ぶ軽水炉の改良型が最も進んでいる。事故時に核燃料が溶けても受け止めて外部に漏らさない設備などを備える。政府が2030年代に建設をめざすのはこのタイプとみられる。出力30万キロワット以下の小型モジュール炉(SMR)も注目されている。大半を工場で製造するため量産できればコストは下がる。米国ではバイデン政権がスタートアップ企業の開発を支援している。

高熱で水を分解して水素を取り出せる高温ガス炉(HTGR)も日本などが開発中で、安全性が高く期待を集める。ただ燃料が再処理に向かず、国内で導入するには核燃料サイクル政策を見直す必要があるとも指摘される。

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