非常勤公務員の給与増額、さかのぼって追加支給 人事院

人事院は22日、国家公務員の給与改定に関する指針を改正した。非常勤職員の給与について常勤職員と同様、夏に増額が決まれば4月分からさかのぼって差額を追加する。常勤と非常勤の格差解消が狙い。
常勤の給与水準は例年、民間企業との格差を埋める目的で夏の人事院勧告に基づき改定する。勧告後の秋の臨時国会で給与法が改正されたのちに差額を支給する例が多い。これまで非常勤は取り決めがなく、各省庁で対応が割れていた。
河野太郎国家公務員制度担当相は22日の閣議後記者会見で「最近の物価賃金情勢を踏まえ、非常勤職員の適切な処遇を確保する」と述べた。