「首相は並々ならぬ熱意」小倉将信少子化相
総理番が選ぶ「きょうの一言」(3月22日)
(更新)

「きょうの会議は欠席だが、これまでの議論の中で首相の子育て政策の強化に関する意欲というか熱意というか、並々ならぬものがあることは私も感じている」(2023年3月22日の記者会見で)
政府は22日、子ども・子育て政策の会議を開催した。岸田文雄首相にとって少子化対策や子育て政策は政権の最重要課題のはずだが、首相は同日の会議を欠席した。首相は21日にウクライナを訪問し、日本にいなかったためだ。
首相の欠席について問われた小倉将信少子化相が使ったのが「並々ならぬ熱意」という言葉だ。「これまでも首相と一緒に地方に3回ほど赴いてこども政策の対話をした」「前回の会議にも首相に出席していただいた」とも強調した。
首相は1月、少子化対策に関して「小倉少子化相のもと、大胆に検討を進めてもらう」と表明していた。3月下旬には小倉氏のもとで対策をとりまとめる。にもかかわらず17日には、小倉氏がまとめる前に、首相が自ら記者会見の機会を設けて少子化対策を説いた。小倉氏にとって「並々ならぬ熱意」は大げさな表現ではなさそうだ。
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