松本剛明総務相「適切に処理」 政治資金巡る疑惑報道に
松本剛明総務相は22日の記者会見で、自身の資金管理団体の収支報告を巡る疑惑報道について発言した。「法にのっとって適切に処理をしている。(詳細は)必要があれば確認したい」と述べた。
共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は同日、松本氏の資金管理団体が会場収容人数を超えるパーティー券を販売し、政治資金規正法に違反する疑いがあると報じた。
報道によると同団体は2018~20年、毎年9月に兵庫県姫路市内のホテルでパーティーを開いた。毎年およそ千人分のパーティー券購入があったとみられ、会場の最大収容人数400~600人を超過していたと指摘した。
政治資金規正法はパーティーを「対価を徴収して行われる催物」と定める。
松野博一官房長官は22日の記者会見で「特段の報告は受けていない。松本氏から必要に応じて適切に説明する」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「閣僚として説明責任を果たしてもらいたい」と強調した。松本氏の前任の寺田稔氏は政治資金問題が相次いで辞任している。