
指導者が示す「物語」必要 東大教授・渡辺努氏
成長の未来図 識者に聞く
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日本は賃金の上昇率が30年近く低迷し、人々の成長への期待も高まらない。米欧と比べて物価が低く、インフレを経験したことのない層も増えている。東京大の渡辺努教授は将来への期待を高めるため指導者が目指すべき社会像を語るべきだと訴える。
――新型コロナウイルスへの対応は各国の価値観の違いを浮き彫りにしました。
「人の命の重さについて考え方の違いが表れた。日本は経済的な損失よりも人命を最優先にした。日本人...

新型コロナウイルス禍の先に景気後退の足音が近づく。人口の少ない北欧諸国には限られた人的資源を最大限活用しないと生き残れないという危機感がある。「成長の未来図」第3部では北欧の現場から日本が進むべき道のヒントを探る。
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