非自民に小選挙区制の壁 政策に揺らぎ、対抗軸つくれず
新進党解党25年(下)
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新進党に所属した議員は解党から25年を経て与党の自民、公明両党、野党の立憲民主党と日本維新の会などに分散する。政策に差がある各党にまたがる様子は新進党の姿を象徴する。衆院選の小選挙区で一本化するために異なる勢力が合流したものの、基本政策でまとまりを欠いた。
新進党は小選挙区比例代表並立制を初めて適用した1996年の衆院選で議席を減らした。この選挙では消費税率3%据え置きと18兆円減税を打ち出し「...