LGBT法案、岸田文雄首相「国会提出へ準備進める」
岸田文雄首相(自民党総裁)は20日の党役員会で、性的少数者(LGBTQ)らへの理解を進めるための法案について「(国会)提出に向けた準備を進めていく」と語った。党幹部に議論を指示した。
茂木敏充幹事長が役員会後の記者会見で明らかにした。茂木氏は「なるべく早く法案を提出することが望ましい」と述べた。
同法案は2021年に超党派の議員連盟がまとめた。「性的指向および性自認を理由とする差別は許されない」との文言に自民党内で慎重論があり提出に至っていない。
首相は17日、森雅子首相補佐官をLGBTへの理解を進めるための担当に任命した。LGBT関連団体の関係者とも面会した。