首相、参院選まで火種回避 米中・コロナ・経済が関門
[有料会員限定]
岸田文雄首相は21日、臨時国会の閉幕を受けて記者会見した。当面の最重要課題は2022年夏の参院選だ。長丁場となる22年1月召集の通常国会を含め、今後は火種を避けた政権運営を想定する。米中対立と経済、新型コロナウイルス対策の3つが関門になる。
火種の一つは新型コロナ対策で支出が膨らんだ雇用財政だ。雇用保険のうち保険料を労使で折半する「失業等給付」の保険料率の引き上げが焦点だった。
現在の料率は0....
岸田文雄首相は21日、臨時国会の閉幕を受けて記者会見した。当面の最重要課題は2022年夏の参院選だ。長丁場となる22年1月召集の通常国会を含め、今後は火種を避けた政権運営を想定する。米中対立と経済、新型コロナウイルス対策の3つが関門になる。
火種の一つは新型コロナ対策で支出が膨らんだ雇用財政だ。雇用保険のうち保険料を労使で折半する「失業等給付」の保険料率の引き上げが焦点だった。
現在の料率は0....