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小泉進次郎氏、首相の再選支持 石破氏も首相交代に慎重

自民総裁選

(更新)
閣議に臨む菅内閣の閣僚(20日午前、首相官邸)

菅内閣の閣僚から20日、自民党総裁選を巡る発言が相次いだ。小泉進次郎環境相は記者会見で菅義偉首相の再選を支持する考えを示した。「首相でなければ再生可能エネルギー最優先が原則の国づくりの計画はできなかった」と述べた。

小泉氏は総裁選について「今まで進めてきた政策をもう一度伝える機会にしてほしい」と語った。新型コロナウイルス対策を巡り「首相が先手を打つ形で示したと映っていない。後手に回らない、方向性の見える決断を求める」と指摘した。

世論調査で高い人気をみせる河野太郎規制改革相は首相の再選を支持するかを問われ「まずワクチン接種をしっかり進め、今の仕事をしっかりやりたい」と話した。

西村康稔経済財政・再生相は自身の出馬に関し「まったく総裁選のことを考える余裕はない」と言明した。河野、西村両氏はそれぞれ過去に総裁選に出た経験がある。

2020年の前回総裁選で首相と争った岸田文雄前政調会長や石破茂元幹事長らの動向も注目されている。

岸田氏は19日の派閥会合で「総裁選の日程が確定したら、私自身がどう関わるかをしっかり考えていきたい」と言及した。総裁選を「自民党が幅広い選択肢を持つ政党だと示す大変貴重な場だ」と位置づけた。

派閥を岸田氏に引き継いだ古賀誠元幹事長は首相の無投票再選を訴えている。

石破氏も総裁選への態度は明らかにしていない。20日のBSフジ番組では「感染拡大がものすごいなかで、その気があろうがなかろうが今、口の端に乗せることではない」と言葉を濁した。

石破派は事務総長を務める鴨下一郎氏が次期衆院選への出馬を見送る。同派の所属人数は20人に満たず、立候補に必要な推薦人を自派閥だけで集められない事情もある。

石破氏は衆院選前の首相交代について慎重論を唱えた。「(総裁選と衆院選が)これだけ近接しているときに、今の総理では選挙が戦えないから代えるというのが国民にどう映るか」と発言した。

自身のブログでは総裁選への出馬に意欲をみせる議員に不快感も示した。「(菅政権を)支えてきた、あるいは支える立場にある方々が感染急拡大のさなかに名乗りをあげると表明されることには違和感を覚える」と書き込んだ。

念頭には自民党の下村博文政調会長の動きがある。下村氏は19日、党本部で二階俊博幹事長と会い「チャンスと可能性があればチャレンジしたいという思いを持っている」との意欲を伝えた。党内最大派閥の細田派に属し、同派出身の安倍晋三前首相とも面会した。

無派閥の高市早苗前総務相も19日に二階氏に出馬の意向を伝えている。高市氏も安倍氏と近く、17日のラジオ番組では自らの経済政策を「ニュー・アベノミクスという感じのもの」と説明。アベノミクスの継承を掲げた。9月下旬には政策集も出版する。

日本経済新聞社の7月の世論調査で次の首相にふさわしいのは誰かを聞くと、首位は河野氏の19%だった。2位の石破氏は小数点以下の差で同じ19%だった。3位は12%で小泉氏、4位は6%で安倍氏、首相は5%で5位だった。

首相の総裁任期は9月末に満了する。自民党は8月26日に総裁選の日程を決める。

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