「党改革」競う自民党総裁選 各候補、衆院選を意識
[有料会員限定]
自民党総裁選(29日投開票)で4候補が党改革に踏み込んできた。安倍前政権と後を継いだ菅政権の8年半余りで生じた緩みや政治とカネを巡る問題を踏まえた人事や組織のあり方が論点となる。党内で総裁選後にある衆院選を見据えて改革機運が高まるのに呼応して各候補が競う。
党改革を前面に打ち出して口火を切ったのが岸田文雄氏だ。岸田氏は8月26日の出馬会見で、党役員の任期を「1期1年、連続3期まで」に制限する案を...

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選には河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4氏が立候補。9月29日に投開票され、岸田氏と河野氏の決選投票の結果、岸田氏が新総裁に決まりました。岸田氏は10月4日召集の臨時国会での首相指名選挙を経て第100代首相に就任しました。