自民、福田前総務会長は筆頭副幹事長に
幹事長代理は増員 上川陽子・井上信治・若宮健嗣各氏を起用

自民党は茂木敏充幹事長を補佐する幹事長代理に上川陽子元法相を再任し、井上信治元万博相と若宮健嗣前万博相を新たに起用する調整に入った。副幹事長を束ねる筆頭副幹事長には福田達夫前総務会長を充てる。
幹事長代理はこれまで2人だったが3人に増やす。上川氏は岸田派、井上氏は麻生派、若宮氏は茂木派と派閥のバランスに配慮した。
幹事長に次ぐ幹事長代行にはすでに梶山弘志元経済産業相の再任が決まっている。自民党は月内に総務会を開き、党四役以外の人事を了承する見通しだ。
福田氏は衆院当選4回で安倍派に属する。2021年の総裁選では当時、当選3回以下の衆院議員90人ほどからなる「党風一新の会」の代表世話人として、派閥にとらわれない総裁選びを訴えた経緯がある。