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首相「力による変更許さず」 インドへ出発、首脳会談へ

(更新)

岸田文雄首相は19日朝、インド・カンボジア訪問のため政府専用機で羽田空港を出発した。インドの首都ニューデリーで同日午後、モディ首相との首脳会談に臨む。ロシアのウクライナ侵攻について協議する。

出発に先立ち、首相は羽田空港で記者団に「ウクライナ侵略は国際法違反の暴挙だ」と指摘した。「力による一方的な現状変更をインド太平洋で許してはならない。国際社会との結束をしっかり確認したい」と話した。21日に帰国する。

インドはロシアと軍事、経済で協力関係にあり、国連安全保障理事会でロシアへの非難決議の採決を棄権した。首相は首脳会談を通じロシアへの経済制裁の必要性などを訴える。

インドは日本、米国、オーストラリアと4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」に参加する。中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた協力を確かめる。日本で5月にも開く予定の首脳会議に向け調整を進める。

首相は19日に官民の経済フォーラムに出席し、官民で5兆円の投資目標を表明する。直接投資の金額や進出企業数を増やすと説く。交通インフラの整備などを進め日本企業の工場誘致を後押しする。

安全保障分野では2020年に署名した自衛隊とインド軍が食料や燃料を融通し合う「日印物品役務相互提供協定(ACSA)」の推進を確認する。外務・防衛の担当閣僚協議(2プラス2)の早期開催も申し合わせる。

脱炭素に取り組むエネルギー協力の文書にも署名する。デジタルやヘルスケア部門でも協力を示し合わせる。

首相は20日にはカンボジアの首都プノンペンに移動しフン・セン首相と面会する。カンボジアは今年、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務める。

ASEANはベトナムなどロシアと関係が深い加盟国を含む。ロシアに制裁措置をとる日本や米欧への協調を呼びかける。

カンボジアとの2国間関係も強化する。港湾といった重要インフラへの政府開発援助(ODA)の支援拡大を打ち出す。

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