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衆院小選挙区「10増10減」適用へ 20年国勢調査で算出

「1票の格差」2倍超が20選挙区

2020年国勢調査を基に衆参両院の選挙区別人口を集計した。衆院小選挙区で人口が最少の鳥取2区と最多の東京22区の「1票の格差」は2.094倍だった。「アダムズ方式」で各都道府県に配分する小選挙区の数を計算すると現行と比べ「10増10減」になる。

鳥取2区(27万4160人)との「1票の格差」が2倍を超えた選挙区は6都府県に計20あった。新たな区割りは22年以降の衆院選から適用する見通し。

16年に成立した衆院選挙制度改革関連法で、20年の国勢調査に基づいて「アダムズ方式」で小選挙区数を配分すると決めた。

各都道府県の人口速報値に即して割り振り直すと、現在に比べ東京都が5、神奈川県が2、埼玉、千葉、愛知の3県が各1増える。宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県はそれぞれ1減る。

衆院比例代表も規定に基づき定数の増減が生じる。南関東ブロックが22から23に、東京ブロックが17から19にそれぞれ増加する。東北(現在の定数13)、北陸信越(同11)、中国(同11)は各1ずつ減少する。

参院選挙区の1票の格差は議員1人あたりの人口が最多の宮城県と最少の福井県で3.026倍となった。

最高裁は20年11月、1票の格差が最大3倍だった19年参院選を「合憲」と判断した。同時に格差の是正は「大きな進展を見せていない」とも指摘した。

アダムズ方式とは


米国の第6代大統領アダムズが1830年代に唱えたと言われる計算法で、各地域への議席配分に用いる。人口比を正確に反映しつつ、人口の少ない県にも必ず1議席が配分できる。他の方式と比べ定数の変動も抑えられる。
具体的には以下の手法で議席を決める。
(1)各都道府県の人口を同一の数字「X」で割り、商の小数点以下を切り上げてその都道府県の定数を決める。
(2)47都道府県の合計が小選挙区の全議席数になるよう「X」は設定する。

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