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原発処理水とは 放射性物質を取り除いた水、海に放出へ

きょうのことば

原発処理水 東京電力福島第1原子力発電所からは2011年の東日本大震災に伴う事故の影響で、放射性物質を含む汚染水が出る。この汚染水から浄化処理で大半の放射性物質を取り除いた水を処理水という。地下水や雨水などが建物内の放射性物質に触れたり、事故で溶け落ちた核燃料を水で冷却したりするため、高濃度の放射性物質を含む汚染水が1日平均で130トン程度発生している。原発処理水は敷地内の1000基を超えるタンクで保管され、廃炉作業の妨げとなっている。

汚染水は2段階で浄化する。第1段階では放射性物質のセシウムとストロンチウムを取り除く。第2段階では多核種除去設備(ALPS)で大部分の放射性物質を除去する。ただ、2段階の処理を経た処理水になってもトリチウムなど一部の放射性物質が残る。トリチウムは現在の技術では除去が難しい。

トリチウムを含む水は、濃度を基準値以下に薄めて海に放出することが国際的に認められている。福島第1原発で保管されている処理水は海水で100倍以上に薄め、トリチウム濃度を世界保健機関(WHO)が定める飲料水の基準の7分の1程度に下げる。23年の春までに必要な設備の工事を終え、海底トンネルを通じて沖合1キロメートルほどから放出する計画だ。

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